【いざという時の備え!】困らない遺品整理(時期、作業量)

【いざという時の備え!】困らない遺品整理(時期、作業量) 遺品整理

 

遺品整理のタイミングは?

ズバリ、遺品整理を始める時期に、決まったルールはありません。

気持ちが落ち着いて、心にゆとりができたタイミングでも良いですが、家賃や固定資産税、相続などの状況を把握するためには、次の3つの時期に留意し、遺品整理のタイミングを検討することが賢明です。
特に2番目については要注意!!

『遺品整理のタイミング』

1 死後四十九日が終わった時期
2 死後三ヶ月後(相続放棄の決定期日)まで
3 死後十ヶ月後(相続税の申告の期日)まで

1 死後四十九日が終わった時期

死後四十九日を経過すると、故人の魂が無事極楽浄土へ辿り着けると言われています。

この日までは、冥福を祈って喪に服す「忌服」の期間であり、遺族は行動を慎み、静かな生活送ることが望ましいとされています。

死後四十九日に、忌明け(いみあけ)を迎えますので、このタイミングをきっかけに遺品整理を行うのも良いでしょう。

2 死後三ヶ月後(相続放棄の決定期日)まで

故人が借金を抱えていた場合、基本的に死後三ヶ月後までに、相続放棄の意思表示を行う必要があります。

また、放棄する場合は、むやみに遺品整理を行わないように注意しなければなりません。

遺品のうち財産価値のある貴重品の把握を行い、相続の程度を把握することが重要です。

3 死後十ヶ月後(相続税の申告の期日)まで

故人に価値のある遺品が残されている場合、金額によっては相続税の申告が必要となるケースがあります。

そのため、相続税の申告の期日である死後十ヶ月後までに、遺品整理を行い、相続税の計算に必要な細かい情報を把握しなければなりません。

なお、明らかに、遺産相続が少なく、控除額の3千6百万円未満であれば相続税が発生しませんので、申告の期日も関係ありません。

 

遺品整理はどれぐらいの量?

遺品はどれぐらいの量が出るのか想像つきますか?

家の引っ越しの経験がある人は、ある程度の大変さが分かると思いますが、引っ越しの作業と同じように考えてはいけません。

遺品は、不要品ではなく故人の想いが詰まったモノであり、かつ容量が膨大にあります。遺品整理は、引っ越しよりも3倍大変だとも言われています。

容量だけで言えば、一般的には次のとおりです。

当然、遺品を積み込むまでには、一番重要かつ労力がかかる仕分け、梱包という作業を行わなければなりません。

住宅規模遺品の容量
1LDKマンション2tトラック 1台分
一軒家2tトラック 3台分
【いざという時の備え!】困らない遺品整理(時期、作業量)1

 

遺品整理業者が選ばれる理由

上述で示したとおり、遺品整理には期限があり、放置することができず、また、住宅規模によっては、多大の量を処理し、相当な労力をかけ、仕分け、梱包、搬出を行う必要があります。

故人の住宅から離れた場所に暮らしている遺族の場合は、仕事の休日のみ作業することになり、移動するだけで大変です。

では、一般的に、遺品整理にはどれぐらいの期間を要すると思いますか?

個人が遺品整理を行う場合、アパートの比較的小さい住宅であれば、1週間程度であり、一軒家など大きい住宅であれば、1ヶ月以上かかると言われています。

さらに、1人で行う場合は、半年や1年かかるケースもあり、業者委託を検討した方が賢明です。

もちろん、これらの期間は、遺品の容量や作業人数によって異なります。

以上のことから、労力をかけず、安心して、きれいに整理してもらうという需要があり、専門業者委託が選ばれています

良い業者なの?費用は安いの?など、気になる情報は、別の記事で紹介します。

【いざという時の備え!】困らない遺品整理(時期、作業量)2

 

・遺品整理のタイミングは、相続がある場合は、死後四十九日から、財産となる貴重品の価値を把握する。
・遺品整理の労力は、引っ越しよりも大変である。一軒家などの場合、整理に1ヶ月以上かかる。
遺品整理業者にお願いすることも検討しておいた方がよい。

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