遺品整理の心構え
- 現金や重要書類は入念に探し出す。
- 遺言書がある場合、故人の意向に沿って遺品整理等を行う。
- 優先順位をつけ、必要なものだけ残す。
- 感傷に浸りすぎると作業が進まないため、良い思い出として残すように心がける。
遺品整理の作業手順
『遺品整理の作業手順』
1 契約書などの重要書類や、財産価値のある貴重品の把握
2 遺品の形見分け
3 遺品の仕分け、梱包
4 遺品の搬出、処分
5 清掃
1 契約書などの重要書類や、財産価値のある貴重品の把握
まず、故人が持っている印鑑、契約書関係などの重要書類や、財産価値のあるもの(現金や、銀行口座、貴金属類など)を探しましょう。
この時点で、全体の相続金額を把握し、相続税の申告が必要か判断します。
※相続税の控除額の計算は、「3千万円+(6百万円✕法定相続人の数)」で算出できます。
詳細については、「国税庁HP:相続税のあらまし」をご覧ください。
2 遺品の形見分け
形見分けは、故人との思い出を心に留めておく大切な作業です。
残された遺族の方々に故人の品物を分け、贈るようにしましょう。
他の相続人がいる場合は、どの品物を贈るか遺族同士でしっかり相談し、後々問題にならないようにしましょう。
3 遺品の仕分け、梱包
仕分けでは、遺品のうち、処分するものと残すものに分別し、梱包しましょう。
極力、減量化を図ることをオススメします。また、処分する物は可燃物、不燃物、一般廃棄物などに分けましょう。
4 遺品の搬出、処分
遺品をすべて搬出し、適切に処理しましょう。なお、不要品のうち、買い取りが可能なものは、有価物として引き取ってもらいましょう。
5 清掃
故人が長年お世話になった家を、きれいに清掃し、感謝を伝えましょう。
思い出に写真撮影することも良いかもしれません。
・遺品整理では、重要書類は入念に探し、必要なものだけ残すように心がけましょう。
・また、感傷に浸りすぎないよう、良い思い出として残すように心がけましょう。