【コレは知っておきたい】お墓の基礎中のキソ(種類)

【コレは知っておきたい】お墓の基礎中のキソ(改葬の手続き) お墓

 

皆さん、お墓について考えたことがありますか?

親族が亡くなって初めて考えるという方がほとんどです。

毎年数回程度、または数年に1回、先祖のお墓参りに行かれる方は、日常生活で、まずお墓について考えることはないと思います。

かくいう、私も皆さんと同じで、迫られた状況でないと関心を持たなかった人間でした。

しかし、その日は、必ずやってきます。それも突然に。

この記事をご覧になっている方は、急に迫られた人か、何かの縁・きっかけがあった人だと想像します。

先祖のタメ、自分のタメに、お墓について、一緒に考えていきましょう。
(眺めるだけでもタメになります)

『お墓の種類』は、主に次の7種類
 1 累代墓
 2 両家墓
 3 個人墓、合葬墓(永代供養)
 4 納骨堂
 5 樹木葬
 6 散骨
 7 手元供養

 

累代墓(費用100万円~350万円)

先祖からの連綿と受け継がれた墓の形。日本では、古くから採用されています。
現代社会では、承継者や跡取りがいない場合もあり、累代墓が無縁墓(承継する者がおらず、放置された墓)となるケースが増えています。

メリット
・先祖代々の家督と一緒に眠ることができる
・家族に囲まれて眠ることができる

デメリット
・承継者がいない場合は、無縁墓となる
・墓の区画や、墓石も大きくなり、場所の選定や、高額な費用が必要となる

【コレは知っておきたい】お墓の基礎中のキソ(種類)1

 

両家墓(費用100万円~350万円)

少子化の現代で注目を集めているお墓。一人っ子同士が結婚した場合や、兄弟がいるものの1人しか承継できない場合など、現代の家族形態に合ったお墓の形です。

メリット
・両家のお墓を一度に参ることができる
・累代墓に比べ維持費がかからない

デメリット
・お墓をまとめるため、少なくとも両家どちらかの墓の改葬手続きが必要
・宗教の違いがある場合、両家同士の調整が必要
・累代墓をまとめる場合、関係者が増え、調整に手間がかかる
・公営墓地や民営墓地では、両家墓を断られるケースがある

【コレは知っておきたい】お墓の基礎中のキソ(種類)2

 

個人墓、合葬墓(永代供養)(費用70万円~150万円)

承継者がいない現代、承継者や跡取りのことを気にすることなく、死後に負担をかけない形としてニーズが増えている永代供養。

個別の墓地を作らず、霊園や寺院が管理するお墓に入るというのが特徴。合葬墓の場合は、見ず知らずの他人と一緒に納骨される。個人墓の場合は、一定期間、個別のお墓に埋葬され、最終的に合葬される。

※一定期間は、管理者によって様々で短いところでは1年、長いところで33年となっている。

メリット
・承継する必要がなくなり、維持管理が不要
・費用が安く抑えられる

デメリット
・一度、納骨すると返却されない場合が多い
・合葬墓の場合、一個人をお参りすることができない

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納骨堂(費用15万円~100万円)

都市部では、土地が限られており、お墓を作る敷地がないため、寺院が運営する室内施設に納骨する形が流行っています。ロッカーのように整列された場所に入れることが多いです。

メリット
・屋内施設であるため、天候に左右されず、お墓参りができる
・管理が行き届いており、安心できる
・弔い上げまで永代供養せず、納骨することもできる

デメリット
・古くからあるお墓の形と異なっている
・利用者が大勢いるため、お墓参りのタイミングを調整しなければならない場合もある
・寺院の宗教・宗派を考慮する必要がある

※弔い上げは、一般的に33回忌を迎えたタイミングで、遺骨を永代供養し、土に還すことを言います。

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樹木葬(自然葬)(費用50万円~70万円)

「死ねば土に還る」という人間の根本に立ち返った考え方として、近年人気を高めている埋葬方法。

一般的な墓と同じで、単独に遺骨を埋める墓地を確保する単独タイプと、大きな一区画に故人の遺骨を袋に入れた上で、他人と一緒に埋葬する合葬タイプがあります。

メリット
・樹木とともに自然に還ることができる
・費用が抑えられる

デメリット
・樹木が成長する場所を選定する必要がある
・成長状況が気になってしまう

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散骨(自然葬)(費用10万円~50万円)

遺骨を全く形に残さず、まさに自然に還すという自然葬として、海への散骨、空への散骨があります。

メリット
・自然に寄り添った形で眠ることができる
・維持管理が不要

デメリット
・法律的に禁じる規定はないが、禁止している自治体もある
・遺骨がなくなり、形に残らない

【コレは知っておきたい】お墓の基礎中のキソ(種類)6

 

手元供養(費用3万円~10万円)

故人を身近に感じたまま生活したいという人に選ばれている供養方法です。

遺骨をアクセサリーに作り変えることや、オシャレな骨壺に遺骨を入れ、インテリアの一部として置くことなど様々な形で手元供養できます。

メリット
・故人を身近に感じることができる
・費用が抑えられる

デメリット
・適切な保管場所や保管方法を考える必要がある
・古くからあるお墓の形と異なっている

【コレは知っておきたい】お墓の基礎中のキソ(種類)7

 

上記で紹介した費用については、あくまで目安です。

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