コンピューターおばあちゃんの知恵袋です。
苦悩・悩み相談『引け目を感じる』について、少しでも力になれれば、幸いです。
苦悩・悩み相談の解決『引け目を感じる』
コンプレックスまみれの男子大学生です。
コンプレックスの泥沼からなかなか抜け出すことができません。
身長166cm(肩幅が広く、それなりに筋肉はついている) 脚が太く、短い、顔が大きい&ブサイク、大学は三流大学
ざっとこんな感じです。何の取り柄もなく、欠点ばかりなので自分に自信を持つことができません。
男としての自信も皆無です。負け組の自覚すらあります。 (略)こんな私に明るい未来など、果たして訪れるのでしょうか?
出典:yahoo! JAPAN 知恵袋
本来、コンプレックスとは、「あらゆる感情が相互に作用し、作り出されるものであり、無意識下の特有の感情が、現実の行動を支配するもの」です。
母親に対する愛着が支配的な「マザーコンプレックス」や、人に対する劣等感や引け目を感じる「劣等コンプレックス」など、色々な種類があります。
上記の悩みでは、後者の劣等コンプレックスを抱えているようです。
自分と他人を比較して自分が劣っているため、引け目を感じる。という状態です。
人間社会では、競争原理が働いてしまい、自分と他人を比較する(または、比較される)ことが多く、結果的に、劣等感や引け目を感じることがあります。
劣等コンプレックスと上手く付き合うには、次の3つを意識することが重要です。
- 他人と比較しない。
- コンプレックスは他人にもある。
- コンプレックスを上手く活用し、成長につなげる。
一つ目については、他人と比較することをやめ、周りに左右されず、自分軸で物事を考えるということです。
初めは、難しいかもしれませんが、日頃から意識するように心がけましょう。
他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。
出典:ラポック(イギリスの探検家)
しかし去年の自分より、今年の自分が優れていないのは立派な恥だ
赤色は赤色、白色は白色です。
同じ色になることはできません。
自分色は自分色、他人色は他人色です。
同じ容姿、性格、個性に成ることも、成る必要もありません。
二つ目については、他人にも必ずコンプレックスが存在するということです。
あなたは、たまたま、〇〇のコンプレックスがあっただけで、他人には、あなたにはない別のコンプレックスを持っています。
人間、長所があれば、短所がある生き物です。
短所ばかりに目を向けて、劣等感や引け目を感じるのではなく、あなたの素晴らしい長所を大切にしましょう。
そして、三つ目に、コンプレックスを上手く活かすことです。
今のコンプレックスを上手く利用して、次のような建設的な行動をとってみましょう。
・これをきっかけに、自分のハングリー精神を育てる。
・そもそもの見方を変え、長所(取り柄)に切り替える。
・悲しみを糧に、人に対して優しく振る舞う。
コンプレックスを直したいという方は、強い意志(ハングリー精神)を持てば、現代の医学により矯正することもできますし、努力(勉強、学習、強化)して、改善することもできるでしょう。
(身長を伸ばすなどは難しいですが、、、)
また、心理学者で精神科医のアルフレッド・アドラーによれば、劣等コンプレックスを抱いている人は、「劣等感の補償」という行動を起こし、欠陥の克服の代わりに、他の特徴を伸ばし(補償・補強し)、他人よりも勝ろうとします。
でも、そもそも、そのコンプレックスは短所なのでしょうか?引け目を感じる必要はあるのでしょうか?
視野を広げて、もう一度考えてみてください。
そして、最後に、
今まで感じた悲しみを、周りの人たちへの優しさに変え、善く生きることです。
「コンピューターおばぁちゃん」こと
「しげこ」より