コンピューターおばあちゃんの知恵袋です。
苦悩・悩み相談『死別』について、少しでも力になれれば、幸いです。
苦悩・悩み相談の解決『死別』
死別した友人の墓参りに行きたいのですが、現実を受け入れきれません。
一年が経ち、一人になると幼少期に過ごした思い出がよみがえり苦しくなります。(略)
同じような体験をされた方、どのように乗り越え生活を送っているのでしょうか。(略)
出典:yahoo! JAPAN 知恵袋
「死」という出来事は、生きとし生ける物にとって、避けては通れないものです。
この無常な世の中であるからこそ、生きる美しさ、生きづらい悲しさ、生きてゆく楽しさがあります。
人の悩みは、大概、時間が癒やしてくれるものですが、「死別」は、圧倒的な出来事であり、そう簡単に癒えるものではありません。
まず、この「死」について、先人はどう捉えていたのか、紹介します。
ユダヤ教のグロルマンという有名な聖職者は、「死別の悲しみを癒すための10の指針」を示しています。
【死別の悲しみを癒やすための10の指針】
- どのような感情もすべて受け入れよう
- 感情を外に表そう
- 悲しみが一夜にして癒えるなどとは思わないように
- 家族とともに悲しみを癒そう
- 孤独の世界へ逃げ込むのは、悲しみを癒すには間違った方法
- 友人は大切な存在
- 自助グループの力を借りて、自分や他の人を助けよう
- カウンセリングを受けることも、悲しみを癒すのに役に立つ
- 自分を大切に
- 愛する人との死別という苦しい体験を、意味ある体験に変えるよう努力しよう
この指針では、「心の中で自己処理せず、とにかく、外に出して、人に頼って、自分の心を癒やす」ということを伝えています。
私が注目してほしいと思う点は、10番目の「愛する人との死別という苦しい体験を意味ある体験に変えるよう努力しよう」です。
死別された方が、あなたに残した思い出や記憶を心に刻み、あなたの今後の人生の糧としてください。
そして、自分の周りに今、存在している大切な人たちのことを、今以上に大切にし、感謝し、思いやりを持って接するように努めましょう。
これらが、あなたに出来る「死別の最大の意義」だと思います。
一つ、注意してほしいことは、「死別」をきっかけに、頼る存在を探すため、変な宗教に信奉することだけはやめましょう。
心が弱っている時に、藁にもすがる思いで、救いを求めることがあります。
人知を超えた領域である「死」について、神や仏に頼ることは自然なことです。
しかし、宗教も色々です。
悪い宗教に騙されないように、注意しなければなりません。
平安時代や鎌倉時代からある宗教は、時代という淘汰を生き抜いた宗教です。
まずは、それらの宗教をしっかり理解することが賢明です。
「コンピューターおばぁちゃん」こと
「しげこ」より