【愛妻家の思考】不安・心配とは?妻が不安を感じていたら?

不安・心配とは?目の前で妻が不安を感じていたら? 愛妻家

 

人生楽しいこと、嬉しいことばかりではない。
あることがきっかけで、突然、不安や心配に苛まれストレスを感じることだってある。

その不安・心配の正体は、何なのか。そしてどう向き合えば良いのだろうか。

運命共同体である家庭の中で、不安・心配の芽が生えないように、『愛妻家(私)の思考』として、妻の「不安・心配」について考えたいと思う。

 

妻は、やさしくされることを望んでいるだけではない。
やさしい心で理解されることを望んでいる。  

瀬戸内寂聴(小説家、天台宗の尼僧)

 

不安・心配とは? ~愛妻家の思考~

【愛妻家の思考】妻の不安・心配とは?

愛妻家として妻の不安を早急に解消する策を講じなければならないが、まずは感情そのものについて考えたいと思う。
不安と心配の言葉の定義から始めたい。

心理学の世界では、一般的に、不安・心配・恐怖について、次のように分けられているようだ。
(参考文献:「心理学に基づく“不安”との付き合い方」追手門学院大学吉村晋平)

 

不安
 「心配」と「恐怖」の2つの感情を包括したもので、脅威刺激の具体性などによって、「心配」か「恐怖」かに分けられる。

心配
 未来に対する破局的な予想から生まれる感情で、対象が曖昧な状態である。

恐怖
 実際の状況をきっかけとして生まれる感情であり、原因が、目の前にある(想像できる)状態のことをいう。

 

以上のように、不安・心配・恐怖の心理学上の定義は、「不安=心配+恐怖」となっている。

そして、「心配」については、発生原因が明確でないがゆえに、対象物を取り除くことが難しく、持続的に抱えてしまう負の感情と考えられる。

恐怖の明確さと違って、雲を掴むように漠然で捉えにくく、また克服も難しい。対応に苦慮しそうだ。

ここで少し注釈するが、
今回の「妻の不安・心配」では、上記の心理学上の区分ではなく、シンプルに「不安=心配」「心配=不安」と解釈し、考えていきたい。

なお、「恐怖・恐れ」である天災や事件・事故に関しては、別記事「【愛妻家の思考】恐怖とは?妻が恐怖を感じていたら?」で考えてみた。

 

愛妻家(夫)がやるべきこと ~妻の不安・心配~

愛妻家(夫)として何ができるのだろうか。

まずは、妻が何に不安・心配を感じているのか、じっくり聴いてみよう。

漠然とした答えかもしれないが、時間をかけ注意深く話せば、原因がわかるかもしれない。

ここで一般的に、何に対して不安を感じるものか調べてみる。

全国の20代以上の男女500人に調査した結果では、最も不安を感じていること
 1位 老後の生活や年金(25.6%)
 2位 身体の健康(23.7%)
という回答であった。

(参考文献:セコム株式会社「日本人の不安に関する意識調査」調べ)

 

将来の生活への不安

【愛妻家の思考】妻の不安・心配とは?(将来)

「将来の生活」への不安・心配について言えば、私自身も将来しっかりと妻を養っていけるだろうかと不安を感じるときがある。

何が起こるかわからない世の中、変化の激しい現代社会で暮らしている誰しも感じることだろう

 

たとえ正社員であっても、いつリストラに遭うかわからない。リストラされれば、どうにかして次の職を見つけ愛すべき妻を食べさせていかなくてはいけない。

退職後も、年金で安心して暮らしていけるかどうかもわからない。

そんな不透明な時代を生き抜くためには、複線的に生きることが重要だと思う。

 

サラリー以外にも副業や投資など、日頃から色々な分野に挑戦し、カタチにしていくことが不可欠だ。

ただ、言葉では簡単に言えるが、副収入を得ることは非常に難しい。

事実、私は株式投資に力を入れているが、結果が伴っていない。悲しい。。。。。

「どうにかして安心させたい」「将来の透明性を確保したい」と思いつつ、短期的な視点で投資と向き合ってきた。
買えば株価が下がる。売れば株価が上がる。こんな日々に悩まされていた。

そんなある日、いつものように朝出勤する時に、妻に言われた一言で考えが変わった。

 

「本業があるから、ゆっくりね!」

 

そうだ。将来の安心は、今の安心を連続させた先にある。将来は一年二年先のことではない。

私は目先ばかりのことに一喜一憂し、今の暮らしを楽しんでいなかった。

もしかしたら、この行動を見ていた妻は心配し不安を感じていたかもしれない。

妻の不安・心配というテーマで考察していたのに、愛妻家としてなんて情けない。

 

これを機に、「複線的な生き方」に加え今の幸福の先を考える「福先的な生き方」を心がけることにした。

投資は、世の中で最も長期目線でやらなければならないものだ。

少しずつ。ちょっとずつ。一歩ずつだ。

今回は、逆に、妻に安心させられたが、将来の不安は、私が安心させることを誓いたい。

 

身体の健康への不安

【愛妻家の思考】妻の不安・心配とは?(健康)

話は戻って、次に「身体の健康」についてである。

私も妻も今はまだ若いが、歳をとれば段々と身体に支障が出てくるだろう。

いつ病気になるか、いつ怪我するか全くわからない。

将来、いつまで健康でいられるのか不安・心配を抱えてしまう。

如何に予防していくかが重要になってくるだろう。

日頃から身体の健康を意識し、「食事」運動」「定期検診」に気を使うことである。

 

食事

「食事」に関して言えば、食べた物全てで自分の身体が作られるため、偏った栄養の摂取は禁物だ。

幸いにも、妻が作る料理は栄養が偏っておらず味付けも薄い。そのためか、私の舌が少しずつ繊細な味を感知できるようになった。凄いことだ。本当に感謝しかない。

 

運動

「運動」については、定期的に無理のない運動が重要だ。

私は定期的にランニングなどで身体を動かし汗をかくようにしているが、妻は最近まで、あまり運動をしていなかった。
今は通勤に伴う運動に加え、ストレッチなど無理のない運動に努めている。一人では続かないことでも、私がサポートすることによってやる気が継続すると思う。

また、夫婦で定期的に外出し、散歩するように心がけている。
「散歩しよ!」という一言で、新しい冒険書を開いた感覚になる。ぜひ続けたい。

運動はダラダラしても効果がないようで、姿勢を正し、意識しながら身体を動かすようにする。

 

定期検診

身体の健康には「定期検診」が欠かせない。

身体の中で病気が進んでいても、症状が出にくい病気も少なくない。

定期検診・人間ドックで、身体の細部まで点検することが必要である。

今のところ、夫婦とも大きな病気に罹っていないが、自分の健康を過信せずに身体をケアしていきたい。

ちなみに、京都大学教授の森毅が提唱する「2乗の仮説」では、人間の身体には「11段階の節目」があるとされている。

 第 1段階  乳児期:  1歳まで (1の1乗)
 第 2段階  幼児期:  4歳まで (2の2乗)
 第 3段階  小児期:  9歳まで (3の2乗)
 第 4段階  思春期: 16歳まで (4の2乗)
 第 5段階  青年期: 25歳まで (5の2乗)
 第 6段階  若年期: 36歳まで (6の2乗)
 第 7段階 中年前期: 49歳まで (7の2乗)
 第 8段階 中年後期: 64歳まで (8の2乗)
 第 9段階  老年期: 81歳まで (9の2乗)
 第10段階  長寿期:100歳まで(10の2乗)
 第11段階   寿命:121歳まで(11の2乗)

例えば、第5段階までは、身体は活発に動き不調をきたすことは少ないが、第6段階からは、身体の衰えを少しずつ感じ始める。

そして、第7段階では、無気力、疲労感、性機能の低下などの症状(いわゆる更年期障害)があらわれ、第9段階の81歳は、おおよそ日本人の平均寿命となっている。

身体の健康を考える上では、上記の11段階の節目や生活環境の変化、ライフステージの変化など、人生の区切りの時期は、入念に身体に気を遣いしっかりメンテナンスしたい。

 

 

日常の不安

【愛妻家の思考】妻の不安・心配とは?(日常)

最後に、「将来の生活」や「身体の健康」以外にも日常の生活において、妻が不安・心配に感じることはあるだろう。

不安が長期化することのないよう、日常的に消化、浄化しなければならないと思う。

それには、毎日の出来事を夫婦で会話し、漠然とした不安を言語化する。
そして、その不安が発生する可能性や予防方法、対処方法を考え、夫婦で力を合わせて解決させる。

さらに、不安を感じにくい状態にするため、日頃から心を癒やし心身をリフレッシュさせ、「心のゆとり」と「心の余裕」が確保できるようにしたい。

 

以上、本考察が役立つ日が来ないよう、不安・心配を感じない生活を送りたいものだ。
愛妻家という名に恥じぬように。

 

今の気持ちを忘れないためにココに綴る
愛妻家(愛saika)

妻の不安・心配とは?(愛妻家)

 

参考文献:
「感情」の解剖図鑑(認知科学者 苫米地英人)
感情の哲学入門講義(哲学博士 源河亨)
「心理学に基づく“不安”との付き合い方」(追手門学院大学 吉村晋平)
セコム株式会社「日本人の不安に関する意識調査」

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